関西ペイントが大きく出直る、アフリカ事業の売却など好感される

銘柄フラッシュ

■本格的な継続的成長サイクルへの移行になると発表

 関西ペイント<4613>(東証プライム)は6月2日、大きく出直って始まり、取引開始後に11%高の1813円(185円高)まで上げた後も値上がり率10%前後で推移し、5月11日以来の1800円台を回復している。1日付でアフリカ事業の譲渡を発表し、ポートフォリオの継続的改善などに向けて期待が強まった。

 発表によると、関西ペイントのアフリカ事業は、約2500人の従業員を有しており、2022年3月期の売上高は約361億円、経常利益は14億円。これをグローバル大手塗料メーカーAkzo Nobel N.V.(オランダ、アクゾ社)に売却することで合意した。関西ペイントは21年11月に発表した「17次中期経営計画」に取り組んでおり、今回の売却は、本格的に継続的成長サイクルへ移行する転換点になるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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