
■両社の優待制度を融合、新たに「1000株以上」の優待枠を新設
ワールド<3612>(東証プライム)は7月4日、買い気配から8%高の2725円(192円高)で始まり、これを高値に売買交錯だが大きく出直って戻り高値に進んでいる。3日午後、第1四半期決算(2025年3~5月、連結)と株主優待の拡充、ナルミヤ・インターナショナル<9275>(東証スタンダード)の完全子会社化(効力発生日:2025年10月1日予定)、などを発表し、好感買いが優勢になっている。
株主優待の拡充は、ナルミヤ・インターの完全子会社化を契機に、両社の株主優待制度を統合するかたちで双方の株主にとってさらに魅力あるものにすることをめざす。ワールドの優待は、保有インセンティブが一段と累進的に高まるよう、「保有数量」(100株以上)と「保有期間」(半年以上)の2つの軸で制度化し、株数と保有期間に応じて優待が手厚くなる。ただ、500株以上の株主は一律となっていた。一方、ナルミヤ・インターの優待には「1000株以上」の保有数量枠があるため、このたび、新たに「1000株以上」の枠を新設することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)