【注目銘柄】オハラはキヤノンの関連銘柄として見直し機運高まるか?

注目銘柄

 オハラ<5218>(東証スタンダード)は6月2日、24円高(1.94%高)の1264円まで上げて続伸した。

 同社は、専門性の高い光学ガラスと特殊ガラスを供給しているが、1日に主要取引先で第2位株主のキヤノン<7751>(東証プライム)が年初来高値と買い進まれており、見直し機運が高まりそうだ。

■デジタルカメラ向けのレンズ材の販売堅調

 オハラの足元の業績は、デジタルカメラ向け光学機器用レンズ材の販売が堅調で、今22年10月期第1四半期売上高67億0300万円(前年同期比37.9%増)、営業利益7億4800万円(同187倍)、経常利益8億1100万円(同8.3倍)、最終損益5億6000万円の黒字(同3900万円の赤字)と好調。

 3月11日に通期業績予想を上方修正を発表済みで、今22年10月期売上高259億円(前期比10.1%増)、営業利益22億円(同60.8%増)、経常利益23億5000万円(同35.6%増)、純利益17億5000万円(同19.8%増)を見込む。

■リチウムイオン伝導性ガラスセラミックスの提案強化

 また、5月24日に「次世代らためて電池の研究開発を支援しようと、同社がリチウムイオン伝導性ガラスセラミックスの提案を強化している。」と一部報じており、注目度も高い。

 株価は、2021年3月高値2115円から22年1月27日の年初来安値1012円と調整、同4月27日安値1037円と売り直されて底値を確認し、上昇している。6月10日に発表が予定される第2四半期決算が順調に推移すれば、上値抵抗線の52週移動平均線を突破し、出遅れ修正が進みそうだ。(信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る