INPEXが2010年以来の高値に迫る、地熱発電への取組など好感される

■出光興産、三井石油開発と秋田県湯沢市で2027年開始

 INPEX<1605>(東証プライム)は6月7日、3日続伸基調となって出直りを強め、午前9時50分にかけて1665円(44円高)まで上げ、5月末につけた2010年以来の高値1691円に迫っている。NY原油相場が再び120ドル/バレル台に乗ってきた上、6日、出光興産<5019>(東証プライム)、三井石油開発株式会社(東京都千代田区)と連名で、「秋田県湯沢市における地熱発電所の建設について」を発表し、運転開始は2027年3月を計画などとしたため期待が強まった。出光興産も続伸基調で高値に進んでいる。

 発表によると、建設に際してはは独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の債務保証による支援を受ける予定。発電した電気は再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の認定を受ける(1kWh当たり:40円+税、適用期間:15年間)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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