クリングルファーマが後場一段高、京大との共同研究契約を受け2日間で新株予約権10%行使進む

■今後の発行株数増加(希薄化)の圧迫軽減など好感

 クリングルファーマ<4884>(東証グロース)は7月5日の後場一段と強含む相場になり、13時30分にかけて8%高に迫る648円(46円高)まで上げて出直っている。4日付で新株予約権の大量行使(2日間で発行総数の10.02%に当たる1002個の行使)を発表し、今後の権利行使による発行株数増加(希薄化)の圧迫が軽減したことなどが好感されている。大量行使の要因が京都大学との共同研究契約(7月1日発表)を受けた株価上昇とみられ、改めて注目されている。

 2021年11月1日に発行した第10回新株予約権(第三者割当で発行)が、7月1、4日の2日間で1002個(発行総数の10.02%、10万200株)行使されたと発表した。権利行使が進むには株価が上がるか、上がる兆しを強める必要があり、7月1日付で京都大学とHGFの再生医療への応用研究に関する共同研究契約を発表したことが直近の株高の要因とみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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