フリークアウトHDが大きく出直る、新株予約権社債の全額買取り消却など好感される

銘柄フラッシュ

■未償還残高の全額を7月6日付で買取り消却「希薄化抑止」に

 フリークアウト・ホールディングス(フリークアウトHD)<6094>(東証グロース)は7月5日の後場、8%高に迫る1908円(135円高)で始まり、約1週間ぶ栄に1900円台を回復し、大きく出直っている。2020年に発行した転換社債型新株予約権付社債の未償還残高の全額を7月6日付で買取り、消却すると6月中旬に発表済みで、買取・消却日の接近とともに株式需給に対する安心感が強まってきたと見られている。

 2020年7月6日に発行した第3回無担保転換社債型新株予約権付社債(転換社債型新株予約権付社債間限定同順位特約付)の未償還残高の全額を、2022年7月6日付で、償還期限前に買取り、消却することを決議したと6月15日に発表した。この社債は、「期限前買取りによる希薄化抑止又は転換の推進による自己資本比率向上のいずれを重視すべきか、当社が政策的に判断できる余地を残す設計となって」いたという。発行株式数の増加による「希薄化」が停止することになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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