【株式市場】日経平均は次第高となり379円高、NY株高や中国の景気対策観測など好感

◆日経平均は2万6869円82銭(379円29銭高)、TOPIXは1907.26ポイント(24.93ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億3235万株

 7月8日(金)前場の東京株式市場は、NYダウ347ドル高や中国の景気対策検討などを受けて鉄鋼、機械、非鉄金属、大手商社など景気敏感株の出直りが目立ち、半導体関連株なども高い。オプションSQ算出に絡む売買を通過すると、中盤からは大手不動産株も堅調転換した。日経平均は133円高で始まり、時間とともに上げ幅を拡げ、午前11時に391円22銭高(2万6881円75銭)まで上げ、ほぼこの水準で前引けとなった。

 大阪有機化学工業<4187>(東証プライム)が第2四半期決算と自社株買いなど好感されて急伸し、USEN-NEXT HOLDINGS<9418>(東証プライム)は第3四半期決算が好感されて活況高。ダイドーリミテッド<3205>(東証スタンダード)は固定資産譲渡益が好感されストップ高。ビープラッツ<4381>(東証グロース)はクラウドサービスの販路拡大など好感され一時ストップ高。アスタリスク<6522>(東証グロース)は8月決算への期待など言われて出直り拡大。

 新規上場のイントループ<9556>(東証グロース)は、取引開始から15分後の午前9時15分に3150円(公開価格は3500円)で売買が成立し、初値をつけた。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3235万株、売買代金は1兆5791億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1574銘柄、値下がり銘柄数は207銘柄。

 また、東証33業種別指数は食料品を除く32業種が値上がりし、海運、非鉄金属、鉱業、鉄鋼、機械、卸売り、輸送用機器、空運、電気機器、石油石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る