加賀電子は後場一段と強含む、コロナ再拡大など受け調達網の広さなど再び発揮の期待

■業績予想については保守的との見方がかなり多い感触

 加賀電子<8154>(東証プライム)は7月27日の後場一段と強含む相場となり、13時30分を過ぎて3270円(40円高)をつけ、日々小幅だが連日、戻り高値を更新している。8月4日に第1四半期決算を発表する予定。今期・2023年3月期の連結業績予想は営業利益を1.4%増とし、前期の82%増に比べて大幅な控えめ予想となっているが、調査筋などの間では保守的との見方がかなり優勢な感触がある。

 前期は主力の電子部品事業が牽引し、連結売上高が2期ぶりに最高を更新し、営業利益は3期続けて最高を更新した。世界的な半導体不足が続いている中で、独立系の強味を発揮した幅広い調達網などの特色を発揮した。今期は、6月にかけて新型コロナが沈静化したため、他社との差別化が発揮しにくくなったとの見方はあったが、7月に入り感染が再拡大した上、世界的に「サル痘」も加わってきたため、再び同社の特色が発揮されるとの予想が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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