【株式市場】日経平均は622円安、NY株の急落を受け朝方は一時818円安

◆日経平均は2万7991円82銭(622円81銭安)、TOPIXは1954.44ポイント(32.13ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億7693万株

 9月14日(水)前場の東京株式市場は、NYダウ1276ドル安を受けて株価指数の先物が先行安し、日経平均は481円安で始まった後一気に下げ幅が800円を超えた。ただ、商船三井<9104>(東証プライム)は始値を安値に回復傾向となり、トヨタ自<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)は午前9時30分頃から持ち直し始め、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)は10時過ぎから小高くなるなど主力株の底堅さが目立った。日経平均は9時20分頃の818円99銭安(2万7795円64銭)を下値に持ち直し、大幅安だが前引けにかけては底堅く推移した。

 HEROZ<4382>(東証プライム)が持分会社との連携強化・子会社化など好感されて3日連続大幅高、鳥貴族HD<3193>(東証プライム)は類似企業の買収など好感され急伸。TDCソフト<4687>(東証プライム)は業績予想の増額修正が好感され急伸。太洋物産<9941>(東証スタンダード)は株主優待の導入と8月の売上高が好感され買い気配のままストップ高。プレミアアンチエイジング<4934>(東証グロース)は今期の2ケタ増益予想や第2の柱として育成する新ブランド好調などでストップ高。ヤクルト本社<2267>(東証プライム)はプロ野球・村上選手の55号ホームラン効果が期待されたが軟調。

 東証プライム市場の出来高概算は5億7693万株、売買代金は1兆4782億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は162銘柄、値下がり銘柄数は1636銘柄。

 また、東証33業種別指数は鉱業を除く32業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、空運、銀行、保険、石油石炭、鉄鋼、卸売り、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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