信越化学は8日ぶり反発基調、中間決算の発表シーズンに業績相場の波を期待

■随分下げたため連続最高益、円安が追い風、大幅増配など再評価

 信越化学工業<4063>(東証プライム)は9月27日、1万5000円(180円高)を回復して始まり、昨26日までの7日続落から8日ぶりの反発相場となっている。自律反発に過ぎないとの見方はあるが、9月中間決算の発表シーズン(10、11月)にかけて日本株は業績期待相場が盛り上がるとの読みが出ており、同社については、連続最高益の見込みで円安が追い風になり、大幅増配も魅力といった観点から注目リストに入れる様子がある。

 7月に未定としていた今期・2023年3月期通期の連結業績予想と配当予想を発表し、配当金については、9月中間配当を1株225円(前期比75円増)、3月期末配当も225円(同25円減)の予定とした。これにより、年間合計の配当予想は前期より50円増の1株当たり450円となり、8期連続の増配となる。今年の9月末の配当権利付最終日(買付期限)は9月28日。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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