【話題株】トランスジェニックが一時急伸、故アントニオ猪木氏が罹患していた疾患などの研究に向けたマウス事業化に注目と期待集まる

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■「高齢者の心不全のためあまり原因追求されてなかったが」広く公開

 トランスジェニック<2342>(東証グロース)は10月12日、急動意となり、一時18%高の362円(55円高)まで上げる場面を見せて大きく出直っている。10月11日付で「TTRエクソンヒト化マウス」の販売準備開始・事業化に関するリリースを発表し、その中で、「最近では、故アントニオ猪木氏が罹患していたこと等、注目されている疾患」の研究にも役立つ可能性について触れられ、注目と期待を強める動きがある。

 発表によると、TTRと呼ばれる遺伝子の変異によって産生される変異タンパクがアミロイドとして臓器に沈着して起きる疾患として、進行性のため無治療の場合は10~15年で死に至る難病である『家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)』があり、変異ではない正常なタンパクが心臓に沈着して心不全を起こす『老人性全身性アミロイドーシス(SSA)』がある。

 このうち『老人性全身性アミロイドーシス(SSA)』は、高齢者の心不全のため、これまで、あまり原因追求がされていなかったが、、最近では、故アントニオ猪木氏が罹患していたこと等、注目されている疾患である。

 事業化をめざす「TTRエクソンヒト化マウス」は、当該遺伝子を起因とする疾患の治療法の開発・検証に極めて有用なモデルマウスと考えられる。これまでは東京大学医科学研究所との共同研究にこのマウスを供していたが、TTRを起因とする疾患の治療法の開発・検証を行っている研究機関・研究者に対して、今後、より幅広く提供するために申請手続きを進めることとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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