キャンバスは前場買い気配のままストップ高、膵臓がん3次治療に向けた臨床試験で好結果

■膵臓がん3次治療にはまだ承認された医薬品や治療法がない状況と

 キャンバス<4575>(東証グロース)は10月13日の前場、買い気配のままストップ高の722円(100円高)で推移し、急反発のまま値がつかなかった。12日の15時、新薬候補化合物『CBP501』について、「膵臓がん3次治療を対象とする臨床第2相試験3剤併⽤投与群で2例⽬の奏効(がんの縮⼩)が確認された」と発表し、期待が集中した。「3次治療のみを抜き出した数値として過去最も⾼いもの」になったという。

 発表によると、膵臓がん3次治療(効果の期待できる治療選択肢を既に2つ済ませた状態への次の治療)の領域には、現在までに承認された医薬品や治療がないという。こうした中で、「当社が膵臓がん3次治療を対象として⽶国で実施しているCBP501臨床第2相試験ステージ1の3剤併⽤投与群(CBP501+シスプラチン+ニボルマブ(オプジーボ))において、当該投与群で2例⽬となる部分奏効(治療前に⽐べて標的病変の⻑径の合計が30%以上縮⼩した状態が⼀定期間継続すること)が確認された」とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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