シナネンHDはソーラーシェアリング技術を展開するノータスソーラージャパンと協業

■自治体・民間企業等の再生可能エネルギー導入を促進

 シナネンホールディングス(シナネンHD)<8132>(東証プライム)は、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の企画・コンサルティング・架台システムの販売を手掛けるノータスソーラージャパン(大阪府大阪市)と、協業に関する基本合意を締結したと発表した。

 ソーラーシェアリングは、農地に太陽光発電設備を設置し、農作物を栽培しながら、発電を行う取り組みである。ノータスソーラージャパンは、イタリアのREMTEC社が国際特許を有する3次元追尾太陽光発電技術「アグロボルタイコ」の国内独占展開権を取得し、日本の農業事情に合わせて最適化したソーラーシェアリングシステム「ノータスソーラーシステム」を設計、提供している。

 今回の基本合意締結により、新たな脱炭素ソリューションの1つとしてソーラーシェアリングシステムの提供が加わり、自治体・民間企業等の脱炭素化に向けた支援の強化が実現する。

 また、シナネンホールディングスは、ノータスソーラージャパンとともに、全国に営農型太陽光発電所を建設し、地域の農業関係者とともに発電所の運営を行う。発電所のEPC(設計・調達・建設)およびO&M(運用管理・保守点検)については、シナネンホールディングスの子会社で、2021年度より環境ソリューション事業に取り組んでいるシナネンファシリティーズ(埼玉県桶川市)が担い、協力体制を構築する。

 今後は、全国の自治体・民間企業等に向けてソーラーシェアリングの利活用を提案し、2030年までに400ヘクタールの農地に合計200MWの「ノータスソーラーシステム」を設置し、年間3億kWh以上の発電を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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