
■法人向けから個人向けへ拡大、povoの自由なトッピング利用が可能に
KDDI<9433>(東証プライム)は7月31日、PCやIoT機器に通信機能を組み込む「ConnectIN」サービスを個人向けに拡張した「ConnectIN povo」の提供を開始すると発表した。第1弾として日本HPが発売するモバイルPC3機種に採用され、au回線の5G/4G LTE通信(300GB/5年)と公衆Wi-Fiサービス「ギガぞうWi-Fi」が組み込まれる。PC購入とpovo2.0アカウント登録だけで利用可能だ。
同サービスでは、テザリング不要の常時接続環境が特徴で、主要飲食店など10万スポット以上のWi-Fiに自動接続できる。追加でデータ使い放題プラン(6時間/24時間)や月額データプランの購入も可能。AI進化に伴う通信需要の高まりや、ハイブリッドワークの普及を受けて個人向けサービスを展開する。
日本HPは2023年11月から法人向け通信サービスを提供しており、今回の個人向け拡大で市場の裾野を広げる。対応機種は「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」など3モデルで、日本HP公式オンラインストアで7月31日より発売される。KDDIは今後もメーカーと連携し、通信を基盤とした付加価値サービスの展開を推進する方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)