【株式市場】日経平均は2日続伸し275円高、後場は362円高まで上げ3日ぶりに2万7000円台を回復

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7250円28銭(275円38銭高)、TOPIXは1907.14ポイント(19.95ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億4008万株

 10月25日(火)後場の東京株式市場は、円相場が再び軟化して1ドル149円台に入り始めたことなどを受けて自動車株や電子部品、精密器機株などが水準を一段上げて始まり、前引けに小安くなったファナック<6954>(東証プライム)は再び小高くスタート。日本郵船<9101>(東証プライム)は中盤にかけて一段ジリ高など海運株も高い。24日に四半期決算を発表した不二家<2211>(東証プライム)も一段と上げた。日経平均は前引けを100円超上回る337円高で始まり、ほどなく362円90銭高(2万7337円80銭)まで上げ、その後も大引けまで上げ幅300円前後で推移し2日続伸。3取引日ぶりに終値で2万7000円台を回復した。

 後場は、ジャムコ<7408>(東証プライム)が一段と強含み、インドの航空会社の旅客機大量購入報道など好感。エノモト<6928>(東証プライム)は業績上振れ期待やスポンサー契約を結ぶプロサッカー『ヴァンフォーレ甲府』の天皇杯優勝効果など言われて一段ジリ高。ユニバーサル園芸社<6061>(東証スタンダード)はリオープン(経済活動再開)が追い風と一段上げて高値更新。10月7日上場のキューブ<7112>(東証グロース)は最近の新規上場IPO銘柄人気のなかで出遅れ感とされ高値に接近。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4008万株(前引けは5億1614万株)、売買代金は2兆7991億円(同1兆4433億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1353(前引けは1400)銘柄、値下がり銘柄数は406(同377)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、ゴム製品、石油石炭、電気機器、情報通信、水産農林、輸送用機器、鉱業、その他金融、卸売り、建設、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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