【株式市場】日経平均は小幅続落だが14時過ぎから急速に戻す、経済対策を好感

東京証券取引所 株式市場

◆日経平均は2万9598円66銭(89円67銭安)、TOPIXは2035.52ポイント(2.82ポイント安)、出来高概算(東証1部)は後場増勢となり12億2040万株

 11月18日(木)後場の東京株式市場は、米国金利情勢などを受けて第一生命HD<8750>(東1)などが次第に持ち直し、トヨタ自<7203>(東1)も徐々に下げ幅を縮小。14時頃に政府の景気対策が「財政支出ベースで55.7兆円程度」と日経電子版が伝えるとトヨタ自は一気に堅調転換するなど全般一気に値を戻した。日経平均は275円安で始まったが、前場の安値(285.76円安の2万9402円57銭)を割らずに持ち直し始め、14時過ぎから急速に戻し一時27円62銭高(2万9715円95銭)まで浮上する場面があった。大引けは再び軟調で.2日続落となった。

 後場は、日電硝子<5214>(東1)が13時頃から急伸一段高となり世界で初めて全個体ナトリウム二次電池の駆動に成功との発表に注目集中。メガチップス<6875>(東1)は自社株買いとすでに保有している自己株式の消却が好感され前場ストップ高で売買されたまま大引けまで買い気配。リアルワールド<3691>(東マ)はレシートを活用するクラウドサービス会社との提携など好感され2日連続ストップ高。ジェイテック<2479>(JQG)は熟練外国人就労者の在留制限撤廃の観測報道などが材料視されストップ高。

 東証1部の出来高概算は後場増勢となり12億2040万株(前引けは5億7000万株)、売買代金は2兆8167億円(同1兆3362億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は770(前引けは536)銘柄、値下がり銘柄数は1314(同1524)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種が値上がり(前引けは5業種が値上がり)し、値上がり率上位は、ガラス土石、サービス、その他製品、非鉄金属、機械、証券商品先物、精密機器、空運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■熱中症予防対策で家電メーカーや家電量販店も注目  今週の当コラムでは、「確トラ」と「もしハリス」…
  2. どう見るこの相場
    ■予想可能性相場は意外とロングランとなる可能性も  「一難去ってまた一難」である。前週7月第3週は…
  3. ■割安な6銘柄が33%上昇!今後も高騰期待株続々浮上  東証の集計によれば、2005年以降、今年7…
  4. ■サマーラリー目前!投資家は今こそ2年スパンで考えるべき  「株価は半年先を予測する」といわれる。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る