フクダ電子は年初来の高値に迫って推移、業績・配当予想の増額と株式分割など好感

■11月30日を基準日とし株式2分割、3月期末配当は実質増配の70円

 フクダ電子<6960>(東証スタンダード)は11月1日、一段と出直る相場となり、午前10時過ぎに12%高の8660円(900円高)まで上げて年初来の高値8670円(2022年1月4日)に迫り、後場も13時過ぎには10%高の8550円(790円高)前後で強い推移となっている。31日の15時に第2四半期連結決算と今3月期の予想の増額修正、増配、11月30日を基準日とする株式2分割を発表し、好感買いが広がった。

 9月中間配当は1株につき従来予想比40円増の140円(普通配当110円、特別配当を30円)とし、3月期末配当は株式分割後のため70円(株式分割前に換算すると従来予想比25円増の140円)とした。

 今期・2023年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症に関連する継続した医療需要に伴う製品の伸長により、売上高が1250億円(前回予想から50億円、4.2%増加)の見通しとなり、利益面では、製品ミックスの良化もあり、営業利益は前回予想を25.0%上回る200億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同27.3%上回る140億円の見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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