【株式市場】日経平均は26円高、小反発、後場は景気敏感株など動意づく

◆日経平均は2万7990円17銭(26円70銭高)、TOPIXは1964.22ポイント(7.32ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億1130万株

 11月15日(火)後場の東京株式市場は、前引けにかけてダレたトヨタ<7203>(東証プライム)が再び上げ幅を回復し、日本製鉄<5401>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)、ファナック<6954>(東証プライム)は一段ジリ高。住友鉱<5713>(東証プライム)もジリジリ堅調など、景気敏感株が再び強張る印象となった。前場上げた銀行株も上げ幅を保って推移。日経平均は30円高で始まり、13時にかけて前場の高値を上回り75円16銭高(2万8038円63銭)まで上げ、大引けも小高いまま前日比で反発となった。

 後場は、朝からほとんど軟調だったソニーグループ<6758>(東証プライム)が持ち直して下げ幅を縮め、業績予想を増額した好業績銘柄をスクリーニングし直し買い直す動きとの見方。メドピア<6095>(東証プライム)は今期の大幅増益予想など好感され一段ジリ高。きちりホールディングス<3082>(東証スタンダード)は第1四半期の大幅増益など好感され前後場とも買い気配のまま大引けストップ高で売買成立。ワンキャリア<4377>(東証グロース)は第3四半期の大幅増益など好感され一段高。

 2銘柄が新規上場となり、ベースフード<2936>(東証グロース)は、取引開始から18分後に710円で初値をつけ、午前10時30分にかけて824円まで上げ、後場は売買交錯に転じて大引けは702円。POPER<5134>(東証グロース)は10時53分に1110円(公開価格700円の59%高)で初値をつけ、1277円まで上げたが後場はダレ模様となり大引けは999円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は12億1130万株(前引けは6億4599万株)、売買代金は3兆1707億円(同1兆6908億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1091(前引けは1112)銘柄、値下がり銘柄数は678(同640)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けも25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、鉄鋼、銀行、海運、パルプ紙、医薬品、その他製品、金属製品、小売り、輸送用機器、空運、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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