【株式市場】日経平均は205円高、大幅な円安など好感され鉄鋼、海運株も高い

◆日経平均は2万8150円50銭(205円71銭高)、TOPIXは1996.01ポイント(23.44ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億1196万株

 11月22日(火)前場の東京株式市場は、円相場が1円超も円安の1ドル142円台で始まったことなどを受け、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株やダイキン<6367>(東証プライム)、任天堂<7974>(東証プライム)などが上げ、ソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)もしっかり。鉄鋼、大手商社、海運株も高い。値がさ半導体株は高安混在だったが、日経平均は114円高で始まり、午前10時過ぎに258円56銭高(2万8203円35銭)まで上げ、前引けも上げ幅200円台を保ち続伸基調となった。

 三菱重工業<7011>(東証プライム)が原子力燃料事業の再編や円安などを受けて活況高。電力株も原発の効率化に連想広がり軒並み高。クロスキャット<2307>(東証プライム)は50周年記念配当など好感されプライム銘柄の値上がり率1位。円谷フィールズHD<2767>(東証プライム)はパチンコ新機種『Pゴジラ対エヴァンゲリオン』シリーズ好調などとされ高値に接近。セイファート<9213>(東証スタンダード)は秋の就職フェアで池袋会場に54社出展、学生600名来場との22日発表など注目され急出直り。アルマード<4932>(東証スタンダード)は自社株買いが好感され急出直り。ジェイフロンティア<2934>(東証グロース)は香港企業との提携など好感され急反発し高値更新。

 東証プライム市場の出来高概算は6億1196万株、売買代金は1兆5238億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1496銘柄、値下がり銘柄数は285銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、電力ガス、輸送用機器、卸売り、医薬品、鉄鋼、精密機器、保険、食料品、石油石炭、建設、鉱業、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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