資生堂が続伸基調、北京や上海でのコロナ対策一部緩和など好感

■通期業績予想については超過達成の予想も

 資生堂<4911>(東証プライム)は12月5日、続伸基調となり、午前9時30分過ぎに6299円(195円高)まで上げる場面を見せて出直りを継続している。「北京や上海、コロナ対策を一部緩和、きょうから公共交通で」(日本経済新聞12月5付朝刊)と伝えられたことなどが買い要因とされ、中国での需要回復の期待が出ている。11月24日には、大和証券が目標株価を670円引き上げて6060円に見直したと伝えられた。株価はすでに上回っているが、株式市場関係者からは、こうしたレポートは、目標株価を上げることで株価の方向性を示唆することもあるとして引き続き上値を見込む様子がある。

 第3四半期累計の連結コア営業利益は前同比2.8倍となり、調査筋の大方の予想を上回ったもよう。同証券のリサーチ・レポートでは、「好悪の混ざる内容」としながらも、会社発表の通期業績予想について、「超過達成の可能性は高いとみている」などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る