【株式市場】NY安など影響するが日経平均は朝方を下値に持ち直しTOPIXは小高く転換

◆日経平均は2万8659円12銭(59円12銭安)、TOPIXは1968.56ポイント(0.92ポイント高)、出来高概算(東証1部)は4億7833万株

 7月14日(水)前場の東京株式市場は、NY株反落や新型コロナワクチンの供給不足懸念などを受け、JR東日本<9020>(東1)や三越伊勢丹HD<3099>(東1)などが反落したまま軟調。一方、トヨタ自<7203>(東1)は安く始まったが円安などを受けて切り返し約1ヵ月ぶりに1万円台を回復。日経平均は取引開始直後の235円42銭安(2万8482円82銭)を下値に大きく持ち直した。TOPIXは前日比で小高くなった。

 建設株が豪雨復旧やマンション建て替え緩和観測報道などを受けて上げ、東宝<9602>(東1)が第1四半期の大幅増益など好感されて急伸し高値を更新。多木化学<4025>(東1)はマツタケの代用になるバカマツタケ量産が材料視され2日連続急伸し一時ストップ高。アートスパークHD<3663>(東2)は今年に限り7月末現在の株主を対象とする株主優待ヲ行うことなどが好感され高値を更新。エムビーエス<1401>(東マ)は業績予想の大幅増額などが好感され一時ストップ高。川崎地質<4673>(JQS)は国交相の「盛り土」一斉調査などが材料視され5日ぶりに高値を更新。

 東証1部の出来高概算は4億7833万株、売買代金は1兆857億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1043銘柄、値下がり銘柄数は1004銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が上げ、建設、その他金融、電力ガス、その他製品、情報通信、医薬品、保険、石油石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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