【株式市場】日経平均は103円高、朝の274円高のあと伸びきれないが保険、海運、商社など高い

◆日経平均は2万7946円09銭(103円76銭高)、TOPIXは1967.48ポイント(10.15ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億7996万株

 12月13日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの500ドル高、為替の円安を受けて主力株が軒並み堅調に始まったが、トヨタ<7203>(東証プライム)、日立製<6501>(東証プライム)などは朝方を高値に伸びきれず、ソニーG<6758>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)などは中盤から軟調。一説、岸田内閣の足並みの乱れが原因の見方。一方、第一生命HD<8750>(東証プライム)やオリックス<8591>(東証プライム)はジリ高基調。日経平均は225円高で始まり、直後の274円23銭高(2万8116円56銭)を上値に徐々に値を消し、前引けは103円高だった。

 ラクスル<4384>(東証プライム)が急伸し、株式分割と自社株買いの同時発表など好感され、明和地所<8869>(東証プライム)は株主優待の導入など好感され急伸。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は月次動向が連日好感され歴史的高値を連日更新。チエル<3933>(東証スタンダード)は資本業務提携が好感され活況高。日本製麻<3306>(東証スタンダード)は業績上ブレ期待など言われて次第高。上場約1ヵ月のPOPPER<5134>(東証グロース)は10月決算発表など好感され急伸。アスカネット<2438>(東証グロース)は12日の四半期決算説明会で見直されたとされ急反発。

 新規上場のproperty technologies(プロパティ・テクノロジーズ)<5527>(東証グロース)は、午前10時過ぎに3980円(公開価格2950円の35%高)で初値がつき、その後4090円(同39%高)まで上げる場面を見せて前引けは3950円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は4億7996万株、売買代金は1兆2629億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1301銘柄、値下がり銘柄数は438銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、保険、その他金融、鉱業、海運、倉庫運輸、鉄鋼、石油石炭、医薬品、金属製品、証券商品先物、卸売り、機械、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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