【株式市場】日経平均は305円安、一時361円安のあと一進一退

東京証券取引所

◆日経平均は2万7221円29銭(305円83銭安)、TOPIXは1937.10ポイント(13.11ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億1188万株

 12月19日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株式続落、週明けの1円近い円高などを受け、自動車株や鉄鋼、造船、電気精密機器などが重く、値がさ半導体関連株も軟調となった。一方で三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などの百貨店株は訪日観光客の入国緩和後の月次動向好調などで堅調に推移し、第一生命HD<8750>(東証プライム)やみずほFG<8411>(東証プライム)、地銀などは現在の金融緩和策の来年転換観測が言われ堅調。日経平均は247円安で始まり、午前10時にかけて361円34銭安(2万7165円78銭)まで下押したが、その後は下げ渋って推移した。

 ジェイテックコーポレーション<3446>(東証プライム)が急伸しプラズマ研磨装置での阪大との契約など好感。三信電気<8150>(東証プライム)は今期の大幅増益期待再燃とされ高値更新。ミツウロコグループホールディングス<8131>(東証スタンダード)、オーナンバ<5816>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正が好感されて急伸しオーナンバはストップ高。ディー・ディー・エス<3782>(東証グロース)は中国での特許など材料視され一時ストップ高。

 新規上場のトリドリ<9337>(東証グロース)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは2721円(公開価格1500円の81%高)の買い気配となっている。

 東証プライム市場の出来高概算は5億1188万株、売買代金は1兆2646億円。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は824銘柄、値下がり銘柄数は909銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、パルプ紙、銀行、情報通信、倉庫運輸、水産農林、保険、空運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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