【株式市場】日経平均は226円高、朝方の227円安から急速に切り返す

取引所

◆日経平均は2万8047円62銭(225円86銭高)、TOPIXは1944.12ポイント(15.77ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増勢続き7億3650万株

 12月1日(水)前場の東京株式市場は、NY株の大幅反落にもかかわらず、トヨタ自<7203>(東1)やファナック<6954>(東1)が堅調に始まってジリ高となり、半導体株は高安混在ながら前引けにかけては総じて堅調。王子HD<3861>(東1)なども反発。新型コロナ「オミクロン」への警戒感はあったが、日経平均は午前9時20分頃の227円75銭安(2万7594円01銭)を下値に切り返し、11時には284円54銭高(2万8106円30銭)まで上げた。オミクロンを契機とした世界的な株安は東京市場の24日が最初の下げとあって、最初に底を打っても不自然ではないとの見方があり、前引けも200円高を保った。

 メドピア<6095>(東1)は大和証券による投資判断の引き上げに好反応。ダイキン<6367>(東1)は新型コロナ「オミクロン」感染者が国内で初めて確認と伝えられ外気交換型エアコン」など注目され急反発。川崎近海汽船<9179>(東2)は親子上場を巡る議論や思惑による買いとされ値上がり率上位。ホープ<6195>(東マ)は電力卸取引所の相場が想定を上回る推移であることへの注目根強く反発。ネクスG<6634>(JQS)はワイン関連事業子会社の異動に関する株式譲渡など材料視され急伸。

 東証1部の出来高概算は増勢が続き7億3650万株、売買代金は1兆6521億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1574銘柄、値下がり銘柄数は534銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし、パルプ紙、海運、輸送用機器、不動産、機械、その他製品、非鉄金属、鉄鋼、倉庫運輸、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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