銀行株が一段高、日銀の「変動幅拡大」受け三菱UFJフィナンシャル・グループは7%高

■預貸利ザヤの好転期待など強い、保険株も資金運用環境の好転などで続伸

 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)は12月21日、一段と上げて始まり、取引開始後は7%高に迫る872.0円(53.6円高)まで上げ、約9ヵ月ぶりに年初来の高値を更新し、2019年以来の高値に進んでいる。20日の昼頃に日銀が長期金利の許容変動幅を現行の0.25%から0.5%に拡大することを決めたと伝えられ、実質的な利上げと受け止められて預貸利ザヤの好転期待などが強まっている。株価は20日の後場から急伸し、明けた21日もこの潮流が続いている。みずほフィナンシャルグループ<8411>(東証プライム)、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム)も一段高で始まり、地銀株も軒並み一段高となっている。保険株も資金運用環境の好転への期待などで高い。

 銀行株については、「マイナス金利」が解除されれば一段高の可能性があるとして、次の日銀会合に期待する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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