【株式市場】日経平均は反発し103円高、後場は自動車株など持ち直し半導体株などは上げ幅保つ

◆日経平均は2万5820円80銭(103円94銭高)、TOPIXは1868.90ポイント(0.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億2800万株

 1月5日(木)後場の東京株式市場は、保険株や大手銀行株が一段軟化し、1月発行の10年国債の利率引き上げと伝えられたことには出尽し感が言われ、金利が一段と上がるとの予想は多くない様子。前引けに軟調だったトヨタ<7203>(東証プライム)は徐々に小高くなり、ソニーG<6758>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)は引き続き堅調に推移。日経平均は60円高で始まり、13時過ぎには上げ幅を100円台に広げ、その後はもみ合ったが大引けも値を保ち、前日比で反発した。

 後場は、楽天グループ<4755>(東証プライム)が一段高となり、投資する米ライドシェア大手企業の減損処理発表で懸念出尽しの見方。日建工学<9767>(東証スタンダード)は原発のインフラ防護にかかわるとされて値上がり率上位。Kids Smile Holdings<7084>(東証グロース)やSERIOホールディングス<6567>(東証グロース)は、「異次元の少子化対策」(首相)など買い材料視され急伸。上場6日目のELEMENTS<5246>(東証グロース)は2日ぶりに高値更新。

 東証プライム市場の出来高概算は11億2800万株(前引けは5億8827万株)、売買代金は2兆5881億円(同1兆3839億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は662(前引けは602)銘柄、値下がり銘柄数は1114(同1143)銘柄。

 東証33業種別指数は16業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ガラス土石、電気機器、サービス、金属製品、化学、輸送用機器、電力ガス、鉄鋼、機械、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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