【株式市場】日経平均は306円安、金利上昇懸念が漂い銀行株などは続伸基調

◆日経平均は2万6143円41銭(306円41銭安)、TOPIXは1905.15ポイント(3.03ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出分が加わり7億5097万株

 1月13日(金)前場の東京株式市場は、日銀の次の金融政策会合(1月17、18日)を控えて金利上昇観測が漂い、円高が再燃したことも影響し、自動車株や機械株などが下げ、不動産株なども安い。一方、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株は台湾TSMCの日本で2か所目の半導体工場設置など好感されて堅調に推移し、高島屋<8233>(東証プライム)、JR東海<9022>(東証プライム)などもしっかりとなった。日経平均は58円安で始まり、午前10時30分頃に358円98銭安(2万6090円84銭)まで下押し、前引けまで一進一退となった。

 みずほFG<8411>(東証プライム)が連日高値を更新など、銀行株が活況高となり、金利水準の上昇期待が継続。京都銀行<8369>(東証プライム)は8%高。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は業績・配当予想の増額修正など好感され東証プライム銘柄の値上がり率1位。プリントネット<7805>(東証スタンダード)は午前11時の四半期決算発表後に急伸。FIXER<5129>(東証グロース)は四半期決算など好感されストップ高。TORICO<7138>(東証グロース)は自社株買い好感が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算はオプションSQ算出分が加わり7億5097万株、売買代金は1兆8460億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は790銘柄、値下がり銘柄数は963銘柄。

 東証33業種別指数は12業種が値上がりし、銀行、鉄鋼、空運、保険、証券商品先物、石油石炭、鉱業、パルプ紙、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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