【株式市場】日経平均5日連続で上昇、円安と好決算が後押し、4~6月期好業績銘柄への買い注文続く
- 2025/8/12 09:12
- 今日のマーケット

日経平均株価は8月12日、前営業日比277円84銭高の4万2098円32銭で取引を開始し、5日連続の上昇基調となっている。東京市場では、3連休中の米株式市場の上昇や円安進行を背景に買い注文が優勢となっている。米国株ではダウ平均が前日比206ドル安と反落したものの、連休中の2営業日通算では小幅高を維持しており、投資家心理にプラスに働いた。
外国為替市場では、午前9時時点で1ドル=148円16~17銭と、前週末比85銭のドル高・円安となった。米長期金利の上昇が円売り・ドル買いを促し、輸出関連株の株価を下支えしている。この為替動向が東京市場における買い材料として機能した。
また、主要企業の4~6月期決算発表が相次ぎ、好業績銘柄に対する買い意欲が株価を押し上げた。ただし、日経平均は先週末までの4日間で1500円超の上昇を記録しており、短期的な利益確定売りや調整待ちの売り注文が出やすい状況となっている。
今夜には米国で7月の消費者物価指数(CPI)が発表される予定であり、市場ではその結果を注視する動きが広がっている。こうした背景から、東京市場は上昇基調を維持しつつも、今後の展開には慎重な見方が交錯している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)