CRI・ミドルウェアの株価は第3四半期減益により下げるが、調整局面は短期間

■通期業績予想は、当初予想通りの増収増益を見込む

 CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)の7日の株価は、前日発表の第3四半期が減益であったことから下げた。しかし、通期業績予想は、増収増益を据え置いていることから、調整局面は短期間と思われる。

 また、通期業績予想に対する低進捗率も株価の下落要因と思われるが、同社の第4四半期(7月~9月)は、クリスマス商戦に向けての仕込の時期であることから、第4四半期に売上が偏重することを踏まえると通常ペースといえる。

 同日、スマートフォンゲーム開発むけCRIWEAREの販売強化策として、「CRIWEAREアンバサダー・プログラム」のスタートを発表している。アドウェイズ、エクストリームの2社と提携したことから、スマートフォン向けの売上がさらに拡大すると予想される。

 同社は国内で唯一、音声と映像のミドルウェアを開発し、許諾販売している企業で、この「CRIWARE」は、家庭用ゲーム分野では、「デファクトスタンダード(事実上の業界標準)」となっている。一方で、8000億円市場と言われるスマートフォン向けの新規採用タイトル数も順調に伸びている。

 第3四半期の業績について、代表取締役社長押見正雄氏は以下のように語った。「第3累計の売上高は8億32百万円、営業利益が1億50百万円でした。前年同期比ですと増収減益となります。ゲーム分野に関しましては、新規採用が着実に推移して、売上高4億66百万円となりました。遊技機分野は、厳しい環境ながら、受注案件を確保し、売上高2億56百万円。新規分野も、医療ヘルス分野向けの売上を順調に拡大し、売上高1億09百万円を確保しました。
 現在、通期見通しについては、変更していません。ゲーム分野に向けた売上の方が順調に向上していますので、遊技機の厳しい環境下においても特に問題なく、達成できるのではないかと見ています。
 決算概要については、売上の方は3.3%増収となりましたが、営業利益は12.8%の減益となりました。これだけ減益となった要因は、前期の第3四半期で大型の許諾案件があったことによる影響でございます。従って弊社の計画としましては、第3四半期累計で減益となっていますが、当初計画通りに推移していると見ています。」

 今期15年9月期連結業績予想は、売上高12億86百万円(前期比12.3%増)、営業利益2億59百万円(同20.4%増)、経常利益2億48百万円(同11.8%増)、純利益1億56百万円(同10.2%増)と2ケタ増収増益を見込む。

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