ゼンリンは短期集中型の自社株買いなど好感され今年に入っての高値に進む

■第3四半期まで営業利益など赤字だが収益構造は期末集中型

 ゼンリン<9474>(東証プライム)は2月1日、大きく出直る相場となり、取引開始後に4%高の839円(33円高)まで上げて今年に入っての高値を約1ヵ月ぶりに更新し、その後も830円台で強い推移となっている。31日の16時に第3四半期決算と自己株式の取得(自社株買い)を発表し、好感されている。第3四半期までの累計連結業績は営業、経常利益が赤字だったが、同社の収益スタイルは期末集中型になる。3月通期の連結業績予想は営業利益30億円(前期比12.3%増)などを据え置いた。

 自社株買いは、取得株式総数70万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.2%)、株式の取得総額7億円を各上限として、市場買付にて2023年2月1日から同年2月28日までの予定で行う。期間1ヵ月の短期集中型のため、株価への効果に期待が大きいようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る