セキュアが後場一段高、『闇バイト』を雇った強盗・強殺事件など受けAI監視カメラシステムなどに期待強まる

■「入退室管理用途の顔認証」市場で2年連続マーケットシェア1位に

 セキュア<4264>(東証グロース)は2月2日の後場一段と出直りを強めて始まり、13%高の725円(83円高)まで上げる場面を見せて昨年12月以来の700円台を回復している。AIによる画像分析システムや監視カメラシステムなどを開発提供し、2月1日、「顔認証による入退室管理システムで2年連続マーケットシェアNo.1を獲得」と発表。『闇バイト』を雇った強盗・強殺事件のニュースが世間を賑わせる中で注目を改める動きがあるようだ。

 (株)富士経済の最新調査レポート「2022セキュリティ関連市場の将来展望」の調査結果によると、セキュアの顔認証入退室管理システムが2021年実績の「入退室管理用途の顔認証」市場においてマーケットシェア1位(数量ベース・金額ベース)となった。同社では2012年頃から顔認証入退室管理システムの提供を開始し、22年9月には顔認証関連のサービスで6000件以上導入された。オフィスや工場、店舗などで幅広く導入されており、さらに、表面体温の測定機能の付加や、マスクをつけた状態でも高精度な認証が可能である製品の拡充などにより、セキュリティ分野だけではなく幅広い分野で需要が拡大しているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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