【株式市場】日経平均は243円安だが後場はトヨタが持ち直し鉄鋼は一段高など全般底堅い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7427円32銭(243円66銭安)、TOPIXは1977.67ポイント(9.29ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億5925万株

 2月13日(月)後場の東京株式市場は、昼頃から円安が強まったことなどを受け、前場軟調だったトヨタ<7203>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)が持ち直して始まり、半導体関連株も下げ止まって推移。一方、日本製鉄<5401>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)は一段強含んで推移した。大手銀行株は上げ一服模様となり、日銀総裁交代後の金利上昇観測は後退の様子。日経平均は前引けより50円ほど回復して270円安で始まり、ほぼそのまま2万7400円(271円安)前後で大引けまで小動きを続け、前日比で反落となった。

 後場は、神戸製鋼所<5406>(東証プライム)が一段と上値を追って続伸幅を拡大し、引き続き業績予想の増額など好感。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は株式分割など好感されて後場もジリ高を継続。Abalance<3856>(東証スタンダード)は14時に発表した業績予想の増額など好感され急伸し一時ストップ高。日本ホスピスホールディングス<7061>(東証グロース)は前期決算と今期予想とも大幅増益など好感され前後場とも気配値のまま大引けまでストップ高。コラントッテ<7792>(東証グロース)は第1四半期の大幅増益など好感されて前後場とも気配値のまま大引けまでストップ高。エルテス<3967>(東証グロース)は黒字転換など好感され一段と上げる場面を見せて出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は11億5925万株(前引けは6億1474万株)、売買代金は2兆6671億円(同1兆4036億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は583(前引けは580)銘柄、値下がり銘柄数は5811(同1164)銘柄。

 東証33業種別指数は12業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、海運、鉄鋼、石油石炭、銀行、建設、輸送用機器、倉庫運輸、食料品、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る