【株式市場】日経平均は115円高、半導体株は一服だが素材株や資源株など強く続伸基調

◆日経平均は2万8353円34銭(115円56銭高)、TOPIXは2044.82ポイント(8.33ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億4804万株

 3月7日(火)前場の東京株式市場は、米半導体株指数の下落などを受けて値がさの半導体関連株が下げて始まり、その後も総じて軟調に推移。一方、ダウ平均の4日続伸などを受けてソニーG<6758>(東証プライム)や住友商事<8053>(東証プライム)などは堅調で、韓国との関係改善による経済回復期待から繊維関連株、倉庫運輸株が高く、非鉄・資源株もしっかりとなった。日経平均は始値の2万8202円59銭(35円19銭安)を下値に次第高となり、午前10時30分頃に160円49銭高(2万8398円27銭)まで上げ、前引けも堅調だった。

 オンワードホールディングス<8016>(東証プライム)が活況高となって高値を更新し2月の既存店売上高35%増や復配観測記事など好感。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)などチタン2社は製品値上げなど材料視されて再び出直り拡大。ハブ<3030>(東証プライム)はWBCでの「侍ジャパン」活躍への期待で一段高。アスカネット<2438>(東証グロース)は業績予想の増額修正が好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億4804万株、売買代金は1兆3590億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1223銘柄、値下がり銘柄数は502銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、鉱業、サービス、非鉄金属、電力ガス、繊維製品、倉庫運輸、情報通信、石油石炭、空運、鉄鋼、保険、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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