クリーク・アンド・リバー社は約1か月ぶりに年初来の高値を更新、連続最高益、大幅増配など好感

■営業CF高くPERいぜん18倍未満のため割安感が強いとの見方も

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は4月7日、再び上値を追う相場となり、取引開始後に9%高の2420円(206円高)まで上げて約1か月ぶりに年初来の高値を更新し、東証プライム銘柄の値上がり率ランキング上位に名を連ねて出来高も増加している。6日の通常取引終了後に2月決算と新たな中期計画、これに基づく大幅な増配などを発表し、好感買いが優勢となった。配当は期末のみ実施しているが、配当性向を現在の20%から30%に拡大するとし、2023年2月期の配当は7円増の27円の予定に、24年3月期は41円の予定にと大幅な増配を打ち出した。

 テレビ番組制作にかかわるクリエイターをはじめ、医師、ITエンジニア、弁護士、会計士、建築士、ファッションデザイナーなどのプロ人材を対象とするエージェンシー事業などを展開し、23年2月期の連結決算は、営業利益が前期比16.0%増の39.56億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は同30.4%増の28.99億円となるなど、売上高、各利益とも連続で過去最高を更新した。来期・24年2月期の予想は営業利益を13.7%増、親会社株主に帰属する純利益を3.5%増、1株利益は135円04銭とした。直近の株価は高値更新後でもPER(株価収益率)18倍未満になり、連続最高益で営業キャッシュフロー(CF)の高い銘柄としては割安感が強いとの見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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