三陽商会が急反発、黒字化決算や上場維持基準への適合など好感され前日の下げの奪回勢い

■2月決算発表後は下げたが週明けは買い直される

 三陽商会<8011>(東証プライム)は4月17日、反発基調で始まり、取引開始後は8%高の1573円(113円高)まで上げ、前取引日の8%安(123円安の1460円、4月14日)を奪回しそうな相場となっている。14日の取引時間中に2月決算と「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載解消、プライム市場の上場維持基準への適合などを発表し、発表後は値下がりしたが週明けは買い直されている。

 前期・2023年2月期の連結決算は、再生プランに基づく事業構造改革などにより、営業・経常・純利益とも黒字化した。営業利益は決算期変更前から単純に時系列で見ると7期ぶりに黒字化した。また、上場維持基準については、移行基準日(21年6月30日)時点で「流通株式時価総額」が基準を充たしていなかったが、23年2月28日時点では満たし、すべてに適合したと発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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