QDレーザは17%高、量子ドットレーザの量産受注など好感、今期の業績寄与は大きくないが5月に公表とし期待高揚

■資金需要が高まり行使停止中の新株予約権の行使を再開

 QDレーザ<6613>(東証グロース)は4月17日、急伸後も上値を追う相場となり、午前10時にかけては17%高の639円(93円高)まで上げ、約2か月ぶりに年初来の高値を更新している。朝、量子ドットレーザの量産受注と新株予約権に関する行使停止の取り消しを発表し、注目されている。

 量子ドットレーザの量産受注については5月より出荷を開始するとし、2024年3月期の業績に与える影響は大きくはないが、5月12日に公表予定の24年3月期業績予想に織り込んで公表する予定とした。また、新株予約権については、22年12月に発行した第16回新株予約権の行使停止を23年3月に割当先であるクレディ・スイス証券に指示したが、今回の量産受注を受け、資金需要の蓋然性が高まったことから、新株予約権の行使を通じた資金調達を再開することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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