キャンバスは後場22%高、『CBP501』臨床第2相試験の「データカットオフ」など好感

■試験が想定通り順調に運んだと受け止められ期待再燃

 キャンバス<4575>(東証グロース)は4月18日の後場、一段高で始まり、取引開始後に22%高の1950円(352円高)まで上げて出直り幅を広げている。17日の夕方、膵臓がん3次治療を対象とする『CBP501』の臨床第2相試験について「データ取得終了(データカットオフ)」と発表し、「これをもって実質的に臨床第2相試験が終了となります」などとしたため、試験が順調に運んだと受け止められている。

 『CBP501』は、同社ホームページによると、同社独自のコンセプトに基づき創出された抗がん剤候補化合物。臨床試験開始当初は「G2チェックポイント阻害剤」と呼称していたが、のちに、多様な細胞機能に関わる蛋白質カルモジュリンに作用していることがわかり、さらに、臨床試験データの詳細な解析と追加的研究の結果、『CBP501』は、がん細胞に直接作用するのみならず、「がん微小環境」「がん免疫」「がん幹細胞」などに関わる広範な作用によって、免疫細胞が少なくがんを攻撃できない免疫コールドながんを免疫ホットにする「免疫着火剤」であることがわかったという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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