ispaceは売り気配のまま2日連続ストップ安、月着陸失敗で売り3600万株に対し買い20万株、ただ、売りは今週中がヤマの見方も

銘柄

■来年も打ち上げを予定と伝えられ、注目相場が再来の期待

 ispace<9348>(東証グロース)は4月27日、売り気配のままストップ安の1190円(500円安、31%安)に達し、2日連続ストップ安となっている。月面探査ロボットによる間企業として世界初の月着陸が事実上失敗し、午前10時にかけては売り3600万株に対し買い20万株で売り殺到の状態となっている。

 26日午前1時台に予定していた月面探査ロボットの月着陸について、同日朝「ランダー(月着陸船)との通信の回復が見込まれず」「月面へハードランディングした可能性が高いと考えております」などと発表。民間企業として世界初の月面着陸が不成功だったと受け止められ、株価は26日から連続ストップ安となった。同社株は4月12日に新規上場となり、公開価格は254円、初値は1000円。19日に2373円の高値をつけた。

 ただ、同社側では、次の月着陸ロボの打ち上げを2024年と25年に計画しており、引き続き月面開発の事業化を推進する姿勢を示している。株式市場関係者の中には、株価はゴールデンウイーク(GW)中に冷静さを取り戻し、売り飽き感が出てくるとの予想や、次の計画発表などを契機に再び期待相場が訪れるとの予想が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る