大塚HDは4日続伸基調で上値を指向、米欧での新薬やインドでの展開など好材料が相次ぐ

■欧州では大鵬薬品が胆管がん治療薬の承認勧告を受領

 大塚ホールディングス(大塚HD)<4578>(東証プライム)は5月8日、4日続伸基調で始まり、取引開始後は4733円(43円高)まで上げて売買され、前取引日につけた年初来の高値4753円に向けて上値を指向している。このところ、米国で統合失調症薬の承認取得や、欧州で連結子会社・大鵬薬品工業の胆管がん治療薬の承認勧告の受領、インドの合弁会社の完全子会社化など、期待材料を相次いで発表しており、買い優勢の相場となっている。

 日証金ベースでは「貸株」(売り建て投資の原資)が多い状態となっており、好材料が相次いでいるため買い戻しを急がざるを得ない動きもあるようだ。

 4月27日に、大鵬薬品工業の欧州子会社・大鵬オンコロジーヨーロッパがフチバチニブ、胆管がん治療薬として欧州CHMPより承認勧告を受領と発表した。同28日には、米国FDAよりアリピプラゾール2ヵ月持続性注射剤「ABILIFY ASIMTUFII」統合失調症と双極1型障害の適応で製造販売承認を取得と発表した。また、5月2日には、子会社の大塚製薬工場が大塚製薬インド株式会社の持分追加取得を完了し完全子会社化と発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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