シンプレクス・ホールディングスは9%高、業績快調で『日経225マイクロ先物』など材料視

■前3月期は中期計画の数値を1年前倒しで達成

 シンプレクス・ホールディングス<4373>(東証プライム)は5月29日、反発相場となり、取引開始後に10%高の2415円(217円高)まで上げた後も9%高前後で売買され、大きく出直っている。金融リテールと保険ソリューションに加え、証券会社のシステム開発も行い、日本取引所グループ<8697>(東証プライム)でこの日『日経225マイクロ先物』『ミニオプション』が上場され取引が始まったことを念頭に注目する動きが出ているようだ。

 業績は好調で、2023年3月期の連結決算は各利益とも最高を更新し、2024年度を最終年度とする中期経営計画の数値目標を1年前倒しで達成した。このため、『225マイクロ先物』など、口実があれば買いが入りやすいとの見方が出ている。

 『日経225マイクロ先物』は、取引単位が『日経225mini』の10分の1(基幹となる日経225先物の100分の1)。また、『ミニオプション』は、現行の日経225オプション(週次設定限月)の10分の1の取引単位で売買できる。東証では、個人投資家の参加拡大を主眼としているようだが、機関投資家にとっても運用する株式のヘッジなどで一段とキメ細かい活用が可能になるため、運用の精度を高める上で活用余地があるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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