ラクーンの第1四半期は、8月25日からスタートした「SD export」の先行費用も吸収し、増収大幅増益

■EC事業、Paid事業、売掛債権保証事業の3事業ともに順調に推移

 ラクーン<3031>(東マ)の第1四半期は、8月25日からスタートした「SD export」の先行費用も吸収し、増収大幅増益であった。

 第1四半期(5月~7月)連結業績は、売上高5億33百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益87百万円(同52.2%増)、経常利益86百万円(同48.7%増)、純利益54百万円(同54.2%増)となった。

 同社の事業は、EC事業、Paid事業、売掛債権保証事業の3事業に分かれている。

 EC事業の業績は、売上高は3億82百万円(同1.9%増)、セグメント利益は57百万円(同 65.6%増)と増収大幅増益。

 Paid事業は、売上高79百万円(同33.3%増)、セグメント利益△0.9百万円(前年同期△7百万円)と大幅増収となったことから赤字幅は大幅に縮小した。

 売掛債権保証事業については、売上高1億60百万円(前年同期比20.6%増)、セグメント利益23百万円(同20.3%増)と増収増益であった。

 以上のように、3事業ともに順調に推移している。また、8月25日には、外需を取り込む「SD export」もスタートしたことから、第2四半期以降は、新たな収益が加わることで業績の拡大が予想される。

 今期16年4月期通期連結業績予想は、売上高22億70百万円(前期比10.4%増)、営業利益4億15百万円(同23.5%増)、経常利益4億10百万円(同25.4%増)、純利益2億60百万円(同29.4%増)と2ケタ増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る