インテージHDの2025年6月期は主な事業とも2ケタ増益となり連結営業利益28.9%増加

(決算速報)

■今期は売上高700億円(前期比6.8%増)、営業利益56億円(同32.0%増)などめざす

 インテージHD(インテージホールディングス)<4326>(東証プライム)の2025年6月期・連結決算は、第14次中期経営計画の2年目として、『Synergy』をキーワードとした事業領域の拡大と『Optimization』をキーワードとしたグループ経営資源の最適化を推進し、売上高は655億71百万円(前同比3.6%増)、営業利益は42億41百万円(同28.9%増)、経常利益は41億31百万円(同16.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は35億5百万円(同42.7%増)と大幅な増益決算になった。

 この期は、同社とNTTドコモとの合弁会社・株式会社ドコモ・インサイトマーケティングを24年7月に完全子会社とした。また、連結子会社のインテージヘルスケアは24年9月にCRO事業をアルフレッサ ホールディングス株式会社に譲渡した。

 事業分野別の状況は、『マーケティング支援(消費財・サービス)事業』では売上高が453億44百万円(同10.1%増)となり、営業利益は14億35百万円(同23.7%増)。『マーケティング支援(ヘルスケア)事業』は売上高が124億32百万円(同13.3%減)、営業利益が21億33百万円(同25.7%増)。『ビジネスインテリジェンス事業』は売上高が77億94百万円(同0.4%増)、営業利益は6億72百万円(同55.8%増)となった。

 今期・26年6月期の連結業績予想は、売上高700億円(前期比6.8%増)、営業利益56億円(同32.0%増)、経常利益55億円(同33.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益32億円(同8.7%減)を見込んでいる。「基幹事業」と「成長事業」を明確にした事業運営にシフトすると共に、経営資源を最適配分しやすい組織構築と中長期的な成長が見込まれる事業への資源配分を進めていく。既存のマーケティング支援事業以外の領域への拡張を図り、2030年の展望を見据えた新しい価値発揮の創出を目指す。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る