INPEXは2009年以来の高値に進む、増配、自社株買い、消却など好感

■9月中間配当は従来予想比5円増の37円の予定に

 INPEX<1605>(東証プライム)は8月10日、一段高で始まり、取引開始後は16%高の2099.5円(285.0円高)まで上げ、株式分割を調整後の値段で2009年以来の2000円台に進んでいる。9日15時に第1四半期決算と中間・期末配当の増配、自己株式の取得(自社株買い)、消却を発表し、好感されている。

 配当政策を2024年度までの中期計画期間中は総還元性向40%以上を目途とし、今期・24年3月期の中間配当(9月期末)は、1株につき従来予想比5円増の37円の予定(前年同期実績比7円の増配)に見直し、期末配当(3月期末)も同5円増の37円の予定(同5円の増配)に見直した。

 自社株買いは、8000万株(自己株式を除く発行済株式総数の6.12%)、取得総額1000億円を各上限として、23年8月10日から同年12月29日まで行う。その後、取得した全株及び23年8月9日時点で保有する自己株式を消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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