ニッスイは後場一段と強含み高値に迫る、完全陸上養殖のサバ、エビ報道など好感

材料でみる株価

■第1四半期は営業利益46%増、「育てる漁業」に期待膨らむ

 ニッスイ<1332>(東証プライム)は8月16日の後場、一段と強含む相場になり、取引開始後に一段高の776.6円(10.6円高)まで上げた後も775円前後で堅調に推移し、2日前につけた2019年以来の高値781.6円に向けて出直っている。第1四半期決算(2023年4~6月)の連結営業利益が46%増と大幅増益だった上、16日は「ニッスイが育てたマサバ、バナメイエビが外食チェーンに登場」(日本経済新聞8月16日付朝刊)と伝えられ、「育てる漁業」に注目が強まった。

 同社グループによる完全陸上養殖のマサバは、コロワイドグループが展開する「にぎりの徳兵衛」などのすしチェーンで提供され始め、同じくバナメイエビはモスフードサービスがソース原料に採用と伝えられた。第1四半期決算(2023年4~6月)は売上高が前年同期比8.5%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益四半期も同41.3%の増加だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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