ヘッドウォータースは続伸、独自データ学習させる為の生成AI活用プラットフォームのサービス開始を好感

 AIソリューション事業を手掛けるヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は17日、1300円高(16.9%高)の8990円まで上げて続伸している。東証グロース市場の値上がり率ランキングは第1位。同社は17日、日本マイクロソフトが提供する「Azure OpenAI Service」を活用した生成AIプラットフォーム「SyncLect Generative AI」サービスを開始したと発表。このことを好感している。

 ヘッドウォータースでは、「Azure OpenAI Service」による企業向けGPTサービスラインナップ拡充を行い、生成AIとLLM(大規模言語モデル)と同社の技術力を活かした企業向けAIシステムを提供してきた。ChatGPTは既に膨大な量のテキストを学習しているが、企業で業務利用するためには、各社の業務ナレッジをGPTモデルに学習させて、用途に合わせた回答ができるよう各社でカスタムを行っていく必要がある。

■ChatGPTをカスタム無しで利用すると、次のような課題が発生する。

・企業内ナレッジだけでは最新情報まで網羅できていないため、Webサイトから外部データを参照させたい
・プロンプトの共通化や管理機能が整っていない
・APIを利用する場合、文字数制限があり、エラーを起こしてしまう
・企業内ナレッジのドキュメント参照ができない
・より複雑なタスクや計算処理をさせたい

 このようなChatGPTのカスタムニーズに対して、ヘッドウォータースでは「Azure OpenAI Service」を活用した生成AIプラットフォーム「SyncLect Generative AI」 サービスによって対応していく。このサービスを利用する顧客は、社内外のデータを活用することでより業務に特化した学習を施すことができ、かつGPTモデル基盤の利用を短納期で実現、より一層の業務効率化やサービス展開に活用することが可能となる。

■「SyncLect Generative AI」とは

 SyncLect Generative AIは、ChatGPT単体ではできない機能課題に対する強化・拡張を行うためのLLMライブラリ「LangChain」をMicrosoft Azure環境に最適化したプラットフォームで、ChatGPTカスタム済みの機能を提供する。また、本サービスの利用者はチャット画面上からモード切替を選択することで、独自学習済みの対話エージェントを呼び出して利用することも可能になる。

(機能特徴)

・Cognitive Searchを使った社内ドキュメント参照モデル
・外部データを取得し文脈として与えるGroundingモデル
・プロンプトテンプレートや専門知識ごとに準備する対話エージェントの保持・管理
・プライベート接続や暗号化などセキュアなエンタープライズAzureを顧客Azure環境で自動構築
・PDFデータなどのOCRによるテキスト化API
・音声データをテキスト化した後に誤字チェックを行うAPI
・文字数制限に対応するための自動文章分割
・演算処理やベクトル類似性検索
・Microsoft Teams、Power Apps、WebUI、スマートフォンアプリなどのマルチインターフェース対応
・利用ログの可視化

 SyncLect Generative AIは、最短1日から始められる「Power Platform」向けAIチャットボットを導入頂いた顧客へも「ハイエンドモデル」として拡張可能となっている。

 また「プロンプトエンジニアリングラボ」サービスを導入頂いている構築フェーズの顧客もご利用頂けるよう準備している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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