東レ・日東製網・大洋エーアンドエフ、循環型漁業を目指す「漁網to漁網リサイクル」への廃棄漁網由来資源の活用による取り組み拡大

■業界初!廃棄漁網から作った漁網で操業

 東レ<3402>(東証プライム)、日東製網<3524>(東証スタンダード)、とマルハニチロ<1333>(東証プライム)のグループ会社の大洋エーアンドエフ(AF)は21日、昨年11月に発表した循環型社会の実現と海洋プラスチック問題の解決を目指す「漁網to漁網リサイクル」に、今回、新たに使用済みの漁網(廃棄漁網)を回収原料の一部とするナイロン原糸を使用した漁網を追加し、取り組みを拡大すると発表。

 本年11月には、廃棄漁網をリサイクルした原糸を使用した漁網を用いて、沖合まき網漁業での試験操業・実証を予定している。なお、一度、操業で使用された廃棄漁網をリサイクルした漁網が実際の漁業で使用されるのは業界で初めてである。

 使用済みの廃棄漁網は、材質毎の分別や海中の屑や藻が付着していることから、紡糸時に強度や耐久度が低下する為、漁網への再利用は困難とされており、昨年11月に発表した「漁網to漁網」リサイクルでは、漁網製造時に発生する端材や工程屑といった未使用漁網をナイロン原糸の原料の一部にする取り組みにとどまっていた。しかしながら、廃棄漁網を原料とするナイロン樹脂を一部に活用しながらも、東レ独自の技術により、バージン材料100%と遜色ない物性を持つ漁網用再生ナイロンの原糸の開発に成功したことを受け、新たに開発したナイロン原糸を用いた漁網を日東製網が製造し、大洋AF運行の漁船操業時に試験導入することで、取り組みを拡大することになった。

 今後、3社で、廃棄漁網を活用した革新的な漁網の市場適合性や妥当性を確認し、試験操業の結果を踏まえ、範囲や割合など使用拡大に向けた検証を行った上で、2023年12月からの社会実装化(販売開始)を目指していく。

 東レ・日東製網が、工程くずなどのプレコンシューマ材料、使用済み漁網などのポストコンシューマ材料を原料とする革新的な原糸と漁網の開発・製造を行い、大洋AFが製品のテストに協力するなど、3社は、今後も共創・協業を進め、新たな技術革新や先端材料で「漁網to漁網リサイクル」の社会システム構築のさらなる深化に努めていく。

 これからも、3社は、協働してSDGs(持続可能な開発目標)の「目標12つくる責任、つかう責任」や「目標14海の豊かさを守ろう」などの目標達成に向けて努力・まい進していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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