いすゞは大型トラック「ギガ」を改良し国内初の25トン低床3軸車を発売、ドライバー不足や働き方改革などの課題に対応

■積載量と荷室容積が向上

 いすゞ自動車<7202>(東証プライム)は4日、ドライバー不足や働き方改革などの課題に対応するため、大型トラック「ギガ」を改良し、2023年9月4日から販売を開始すると発表。国内大型トラック初となる車両総重量(GVW)25トン低床3軸車を新たに設定し、積載量と荷室容積を向上させた。また、フルトラクタの展開も拡大し、ダブル連結トラックやJR貨物新規格コンテナ輸送に対応した仕様を追加した。

 安全装置についても性能を向上させた。ブラインドスポットモニター(BSM)は、前方および左右に近距離レーダーを追加し、検知範囲を拡大した。レーンキープアシスト(LKA)は、全車にオプション設定。これらの装置は、歩行者や自転車などとの衝突や車線逸脱事故の防止に貢献する。

 その他の変更点としては、いすゞ完成車「Gカーゴ」の荷室床材に竹材を採用。竹は生育が早く環境への負荷が少ないことから、サステナブルな社会の実現に寄与する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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