【株式市場】米景気指標発表を控え日経平均は大幅反落だが新規上場株は堅調

株式市場

◆日経平均の終値は1万7099円40銭(272円18銭安)、TOPIXは1379.29ポイント(20.36ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億6718万株

チャート16 15日後場の東京株式市場は、今夜米国の11月鉱工業生産指数の発表があり、前週末のNY株315ドル安が止まるかどうか見極めたい様子が強いようで、ソニー<6758>(東1)が14時頃から前場の安値を割り込むなど、米国景気敏感株は総じて冴えない展開となった。日経平均は朝方の安値1万7037円21銭(334円37銭安)は割らなかったが上値が重くなった。好業績株や材料株の選別買いは活発で、TASAKI<7968>(東1)は12日の決算発表を好感して値上がり率が10%を超えて東証1部の1位。イハラケミカル工業<4989>(東1)も12日の決算発表を好感して前場に高値を更新したまま推移。同じくエイチーム<3662>(東1)も急伸。財務体質の堅固な花王<4452>(東1)も高値を更新。12日に新規上場のクラウドワークス<3900>(東マ)はストップ高で高値を更新し、11日上場のスノーピーク<7816>(東マ)は前営業日までの安値更新から一転ストップ高となった。

 本日新規上場となったテクノプロ・ホールディングス<6028>(東マ・売買単位100株)は技術者派遣の大手で、9時9分に公開価格1950円に対し1852円で初値をつけ、その後は1799円を下値に1963円まで上げ、終値は1915円だった。

 東証1部の出来高概算は21億6718万株(前引けは11億4875万株)、売買代金は2兆2602億円(同1兆1208億円)。1部上場1851銘柄のうち、値上がり銘柄数は439(同696)銘柄、値下がり銘柄数は1328(同1026)銘柄。

 また、東証33業種別指数は鉱業、小売りの2業種(前引けは小売り、水産・農林の2業種)が値上がりし、値下がり率の小さい業種は、食料品、水産・農林、石油・石炭、陸運、海運、サービス、医薬品、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る