サンバイオは次第に上げて9%高、『慢性期外傷性脳損傷プログラム』今期中の承認取得を目指すなど好感

■承認後、速やかに販売開始できるよう、体制構築に向けて準備

 サンバイオ<4592>(東証グロース)は9月15日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、午前10時には9%高の707円(60円高)まで上げ、再び上値を指向している。14日の15時に発表した2024年1月期・第2四半期決算で、注目の『SB623慢性期外傷性脳損傷プログラム』について、「承認時期は当社で決められるものではありませんが、今期中の承認取得を目指します」(決算短信より)としたことなどが注目されている。

 第2四半期決算(2023年2~7月・連結)は各利益とも赤字継続だったが、経常赤字、親会社株主に帰属する四半期純損失は3月に開示した予想額から大きく改善した。SB623慢性期外傷性脳損傷プログラムについては、現在、承認取得に向けて、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)による審査対応及び収量に関する課題(申請時点と比較して収量が減少)への対応を行うとともに、承認後、速やかに販売を開始できるよう、販売体制構築に向けた準備を着実に進めているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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