サイバー・バズは再び高値を指向、10月施行のステルスマーケティング法を前にチェックツール導入、買い安心感

■違反すると行政処分の対象になるため選別進むとの見方が

 サイバー・バズ<7069>(東証グロース)は9月26日、2日続伸基調となって出直りを続け、後場は一段と強含んで5%高の1735円(80円高)まで上げる場面をみせ、年初来の高値1834円(2023年9月5日)に向けて上値を指向している。インフルエンサーマーケティング最適化システムや最適なインフルエンサーを起用したプロモーションなどを提供し、10月施行開始のステルスマーケティングに関する法規制に対応し「インフルエンサーマーケティングサービスにAI薬機法チェックツール『RiskMill』(リスクミル)を正式導入」と21日に発表したことなどを受け、再び買い安心感が広がったとの見方が出ている。法規制に違反すると行政処分の対象になるため、業界の中でも率先した取組の企業に選別が進むとの見方がある。

 発表によると、AI薬機法チェックツール「RiskMill」(リスクミル)は、Webを中心としたシステム開発・クリエイティブ制作、ブロックチェーン関連事業などを行う株式会社Crew(東京都渋谷区)が開発・運営し、AIを活用して薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)への適合をチェックするシステム。サイバー・バズでは、この開発に協力するとともに、人気ブランド商品や今話題の新商品などが試せる同社のモニターサービス「Ripre」(リプレ)に試験導入を開始し、このたび本格導入することとした。また、今後「RiskMill」の認定セールスパートナーとしての取組も開始していくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る